PC-FX Games Review Vol.1

PC-FX初期の、まだ方向性が定まっていない混沌とした時代の(笑
いろいろとおかしい:-) 22タイトルの紹介。

バトルヒート
1994.12.23発売 FXHUD401

バトルヒート

PC-FX同時発売ソフト3部作の一つ。PC-FXの開発元のハドソンによるゲームです。とりあえずは新感覚格闘ゲームとでも言うのかな...

とにかく謎なゲーム(^^;; 全ての動作がフルアニメーションって...まともな格ゲーマーには全くお勧めできない:-) それまでの全ての格ゲーの基本を無視しているというか... 操作を覚えれば癖になる一品らしいですが、僕には理解できませんでした(汗

オープニングはいきなり北斗の拳だったり(ぉ で非常にかっこいいです。曲も見事にはまっていていい感じ。全体として言えるのは、とにかく熱いんだけど、熱すぎてどうしようもないって事かな:-)



卒業2FX
1994.12.23発売 FXNHE401

卒業2FX

別にPC-FXでやる必要はないだろう...(^^;; このゲームを知らない人のために解説をしてみると、いわゆる育成物ギャルゲーです。はい、それだけで別に何の特色もありません(^^;; 個人的にはおもしろくないです(ぉ

ま、オープニングはしっかり作られているし、曲もこっぱずかしくて:-) 個人的には好きです(笑 今考えてみると、このゲームがPC-FXのギャルゲーマシン化の大元になってしまったんだろうな。



TEAM INNOCENT -The Point of No Return-
1994.12.23発売 FXHUD402

TEAM INNOCENT

同時発売3部作中、最も名作の誉れ高いのがコレでしょう。あのバイオハザードにパクられたということで一部のマニアの間では非常に有名です(ぉ

もともと3Dに弱いと言われていたPC-FXの性能の限界まで使い切っての3Dダンジョン的アクションゲーム。そして要所要所にはPC-FXらしい効果的なアニメーション...と、このゲームでPC-FXというハードはどう使えるのかが全て明らかになっています(笑

惜しむべきは、やはり所々、微妙に画面が変になったりする所かな... もっと作りこめばすごいことになっていたのは確実なだけに、惜しい。でもバイオハザードより1年も前に作られていたゲームなんだからさ、バイオをヘボクしたゲームとかとんちんかんなことを言っちゃいけないと思います:-)



全日本女子プロレス Queen of Queen
1995. 3.24発売 FXNHE503

Queen of Queen

クソゲーだとは言いません。バカゲーです(爆 なにを考えたんだか、実写物新感覚格闘ゲームという、珍妙な物です(汗 いや、確かにはまるとおもしろいんだけど...熱いとかいう前に、とりあえず笑うしかない(^^;;

全日本女子プロレスというプロレス団体は、もう解散しちゃったりで今は存在しないのだそうで、その筋のマニアなら絶対に押さえておかないといけないゲーム... つーのはどうでもいいことで(ぉ ただやっぱりどうしようもないのは確かだ(汗

しかしよくよく見てみると、すごい技術を持って作ったんだろうなというのはよく分かります。これもPSとかその辺の腐れゲーム機ではとうてい作れそうにありません。



麻雀悟空 天竺
1995. 3.24発売 FXNHE402

麻雀悟空 天竺

ただただ硬派な麻雀である。下手な演出やインチキなルールなどもなく、ひたすら硬派に、熱い麻雀を楽しむことが出来る。よってやはりFXでする必要は全くないのだが:-) とにかくあらゆるコンピューターと名前が付く物には作り続けないといけない会社らしく(笑 とりあえずFXユーザーで麻雀がやりたい人は持っておいて損はない。

ゲームそのものはとにかく麻雀である(笑 それはいい。評価すべきはやはり「秘伝の書」という麻雀を一から解説した解説本であろう。これがもれなくパッケージに含まれており、コレさえ読めば麻雀のルールのほとんどを学ぶことが可能だ。なにせ75Pもあるというすごさなのだ(笑 麻雀が好きでない人でも、とりあえず買って置いていいんじゃないかと思われる。



紺碧の艦隊
1995. 3.31発売 FXHNE504

紺碧の艦隊

いわゆる「大戦略」みたいなゲーム。その筋の人には有名な小説が原作。でそれが戦略シュミレーションになっていますという感じ。なんでも“兵器マニアでないと違いが分からないほど、書き込んだグラフィックの数々”だそうです。もう僕にはよく分からないです:-))

ゲーム中は、ものすごくかっこよすぎるアニメががんがん流れます。その辺、ちゃんとPC-FXらしく使っているなという印象。ゲームそのものを作ったのは、あの“ニルゲンツ”を生み出したMicroCabinだけあって、この手のゲームとしてはしっかりと作られています。ちゃんと戦略しているし。ただ好きじゃない人には全くおもしろくないのはアレですね(^^;



RETURN TO ZORK
1995. 5.27発売 FXNHE505

RETURN TO ZORK

パソコンあたりでよくありそうな、実写取り込みによる映画のようなアドベンチャーゲームである。やはりFXである意味は全くない:-) PC-98とかDOS/V版でも出ているみたいです。話で聞いただけで現物を見たことがないのですが(汗

ゲームの中身は、とにかく難しすぎる(汗 なにがヒントになっているのかもさっぱり分からず、どう進めばいいのかまったく想像も付かない。よほどこの手のゲームに自信がある人以外は、手を出しちゃいけない:-))

まぁ、例によって、ハリウッドの俳優をたくさん使っているんだそうです。コアな映画ファンとかにはいいのではないでしょうか? よく分からないですけど(笑



天外魔境 電脳絡繰格闘伝
1995. 7.28発売 FXHUD503

天外魔境 電脳絡繰格闘伝

PC-EとかMegaDrive辺りから延々と続いている天外魔境シリーズの、番外編みたいな物。本編はRPGらしいですけど、これは謎な格闘ゲームになっています(笑

キャラクターは恐らく、天外魔境に出てくるキャラ(天外魔境自体をやったことがないのでよく分かりません)で、なんだかバトルヒートみたいなタイプの格闘ゲームになっています。その筋の人に言わせると、バトルヒートとは違うらしいのですけど、よく分かりません(^^;;

オープニングとかはさすがハドソンだけあって、しっかり作られていてなかなかかっこいいです。でもいまいち絵が古い印象が... ちまたでは天外魔境3を出せと騒がれているみたいですけど、今更出してもなぁ...



アニメフリークFX vol.1
1995. 8.12発売 FXNHE510

アニメフリークFX vol.1

PC-FXの姿を端的に現している(^^;; アニメ関係データベースとでもいうのでしょうか。ゲームではありません。なんだかアニメとか声優とかその辺の情報が盛りだくさんの、CD-ROMマガジンという感じ。

この創刊号は、赤ずきんチャチャとか女神天国とか氷上恭子とかその辺。チャチャの強烈なファンなら買いでしょう。まぁ、あと女性声優辞典とかが付いていて、その筋のマニアなら重宝するかも。発売時期を考えると、やや時代遅れなのは否定できませんが。

しかし誰がなんと言おうと、マニア向けの作品であり、コレによってPC-FXの運命が決められてしまったというのが事実でしょう。確かにアニメ再生に非常に強いマシンではありますが...



パチ夫くんFX 幻の島大決戦
1995. 9.22発売 FXNHE508

パチ夫くんFX

ご存じ、なんか日本人なら誰でも知っているパチ夫くんシリーズのPC-FX版。ちゃんとオープニングとか謎なストーリーとかがつけられていて、PC-FXらしい仕上がりになっています(笑

でも...その肝心のアニメの画質はお世辞にもキレイとは言えないし、パチンコ自体はそれなりにおもしろいんだけど、FXの性能を上手に使えていないなぁというのが正直な感想。絵はかわいいのに...もったいないなぁ。

なんだかあまり売れなかったらしくて(当たり前だけど(^^; PC-FXソフトとしてはレアな存在になっているみたいです。でも\8,800も出してありがたく買う物じゃないです:-)



キューティーハニーFX
1995.11.10発売 FXNHE511

キューティーハニーFX

よーやく“FXらしい”と言えるソフト(笑 当時、新しくリメイクされてマンガとかアニメで復活したキューティーハニーと連動する感じで出たのがこの作品。しかし絵の方は飯坂じゃなくて、ダイナミックプロの方です。よって飯坂ファンは間違って買わないように(笑

さすがにダイナミックプロが監修して作らせただけあって、キューティーハニーとしては非常に完成度が高い出来です。ゲームもそれなりには楽しい。でもちょっとお気軽すぎて、コアなゲーマーにはいまいち評判がよろしくありません。まぁ、本来のキューティーハニーファンにはちょうどいいのではないかと思われますけど。

発売当時、アニメもやっていた関係もあってそれなりに売れたらしく、そのために市場ではあまり見かけません。でもFXのゲームの中では平均レベルの出来なので、見つけたら買っておいていいのではないかと。



ルナティックドーンFX
1995.11.24発売 FXNHE509

ルナティックドーンFX

パッケージの出来が秀逸。でもゲームでミニチュアが歩き回る訳じゃないので注意(笑 内容は極めて基本に忠実なRPG。この硬派さが売りである。従って軟弱ゲーマーである僕にはあまり意味のないソフトなのである(汗

しかしオープニングの動画の美しさは必見!RPGが嫌いな人でも、コレは芸術としてみる価値が充分にある。そしてマニュアルなどに映る精巧なミニチュア達。なんだかマニュアルを読むだけでわくわくしちゃいます。それでも硬派なRPGを真剣にやる気力は僕にはないのだけど:-)



アンジェリーク Special1
1995.12.22発売 FXNHE514

アンジェリーク Special1

世の中の女性の方々には大人気の本作(笑 なんと制作はあの光栄。女性向けのゲームだけあって、万人にはお勧めできませんが(汗 女の子の心理になって物事を感じ取れる人にならお勧めかな? もちろん、女性には百合な人以外、豪お勧めできます(^^;;

うーん、でもホント、男性キャラはかっこいいですね〜(^^;; 素直な目で見ると、男性から見てもあこがれる(笑 でも物語の本質が“かっこいい守護星様となかよくなること”ですから、こういう物に対して嫌悪感を感じてしまう人にはどうしようもないですね:-) それさえ取っ払ってしまえば、ADVとして非常に良くできているゲームだと思うのですが。



鬼神童子 ZENKI
1995.12.22発売 FXHUD505

鬼神童子 ZENKI

♪ばじゅらおん!ばじゅらおん!ばじゅらおん〜! なアレです(ぉ いかにもジャンプらしい適当にかっこよく適当にお色気な(^^;; アニメ化もしたあれのゲーム版。で、これをPC-FXには珍しいアクションゲームに仕上げています。

アクションゲームとしては、非常に良くできています。PC-FXで出来るアクションゲームでは最高の出来。アニメとアクションの融合がとにかく良くできていて、2Dとしての美しさはコレが限界ではないでしょうか。そしてナニより、この手のアクションゲームでは信じられないほどのCDの読み込みのすばらしさ。CDを読みに行っているのが全く気にならないゲームというのはすごすぎます。

ちょっと音声がアレだとか、そういうのはPC-FXの性能から考えると仕方がないことでしょう。それを含めて考えても、FXゲームの中でもベスト10に入れるべき名作。しかしなぜかあまり出回っていないらしくて、一部では最も入手困難なソフト状態になって、中古市場ではプレミア状態。ZENKIに全く興味がない人でも、一度はやる価値がある作品だけに残念。



アニメフリークFX vol.2
1995.12.22発売 FXNHE513

アニメフリークFX vol.2

全作から4ヶ月という早い周期で発売された第2弾、今回はブルーシードと桜井智です(笑 ブルーシードに関しては全く知識がないので割愛しますが、なんだかそのヒロインとクリスマスにデートをしたりする企画があったりします。このソフトで寂しいクリスマスを過ごした男共はどれくらいいるのだろう(汗

データベースの方は、男性声優辞典とかがあります。アンジェリークシリーズによってコアな女性ファンをも獲得したPC-FXですし、これもその筋の人には需要があるのでしょう。あとはPC-FX美少女イラストセレクションとか...ほとんどがそのころはまだ発売されてなかったということもあって、ソフトの予告編みたいになっていますね。



ときめきカードパラダイス 〜恋のロイヤルストレートフラッシュ〜
1996. 1.26発売 FXSNT501

ときめきカードパラダイス

史上最悪のクソゲー:-)) そして発売当時はあまりのクソゲーさに全く売れず、今頃になって極端な希少価値が付き、\20,000〜\30,000という信じがたい価格で取り引きされているという、最もコストパフォーマンスの悪いゲーム(^^;;

なにがどうクソゲーかって、まず絵がしなしな:-) 動画はボロボロ:-)) ゲームはつまらない上にシステムが破綻(爆 音声こそ有名声優を使っている物の、録音がナニで全く意味なし(;´Д`)

よくこんな代物(もはやゲームとすら呼びたくない)を商業販売できたなぁと言うのが、ウソ偽りない気持ち(汗 こんな物をプレミア値段で買わされている皆さんは、はたしてCDを叩き割りたくならないのでしょうか?(笑



パワードールFX
1996. 2.23発売 FXNHE619

パワードールFX

パソコンの方で大ヒットだった(らしい)シナリオSLGのPC-FX移植物です。このジャンルにはあまり詳しくないのですが、恐らくスーパーロボット大戦とかと同じ系統でしょう。コンシューマーゲームへの移植ということで、パソコンでは滅茶苦茶に高かった難易度を下げています。

で、まぁ、そもそもは硬派なロボット物ですし、それなりに硬派ではありますが... 変にPC-FXらしさを求めちゃったのか、女の子の辺りで軟派にさせちゃって、難易度を下手に下げたことによって戦略性をも損ねているという... これだったらナニも考えずに素直な移植をした方がいいのではないでしょうか。

ということで、わざわざFXでやる必要もないです:-) 相当出荷されたらしいですけど、あまり売れなかったのか、新品で未だに簡単に手に入ります(汗



銀河お嬢様伝説ユナFX 哀しみのセイレーン
1996. 3. 8発売 FXHUD506

銀河お嬢様伝説ユナFX

ハドソンとREDによる大ヒットシリーズ、銀嬢伝ユナのPC-FX版です。当時OVA化されて大ヒットとなった物のゲーム化という趣です。

しかしまぁ...ホントにOVAの丸写しという感じで、まったくもってゲームになっていません:-) ゲームのために書き下ろしたCGも多数らしいのですけど、それってダンジョンシーンだけでは?(汗 OVAを一度見てしまえば、何一つ考えなくても簡単にクリアできちゃいます。変に所々に埋められているミニゲームは、悪いけどうざいだけです:-) 素直にミニゲーム集として最初から出してしまえば悪くない出来なんだけど...

ユナファンなら買わなければいけないアイテムでしょうけど、それ以上の価値がどうしても見いだせない:-) PC-EとかSSのユナはゲームとして良くできていただけに、実に残念。



上海 万里の長城
1996. 3.15発売 FXNHE507

上海 万里の長城

誰でも一度くらいはやったことがあるパズルゲーム。これがどうしてPC-FXにあるのかはよく分からない(笑 延々といろんな所で出ているだけあって、万人に気軽に楽しめるゲームとしてお勧めできます。

しかしなぁ...気軽に出来るのはいいですし、この程度に頭を使うのは楽しいです。でもなぜFX(笑 PC-FXを間違って買ってしまった親父さんとかにはいいかもしれないですけどね(^^;;



ブルー・シカゴ・ブルース
1996. 3.22発売 FXNHE512

ブルー・シカゴ・ブルース

これまたFXの使用法を完全に間違えてしまった:-) ハリウッド系実写物ADV。さすがにこれはFX以外にもSSとかパソコンとかいろいろ出ているので、救われていますが...

システムはごくポピュラーな感じで、映画を見ている感じでゲームが出来るというのはそれなりに評価できるでしょう。でも結構難しいので、気軽にやると死にます(汗 さすがFXだけあって、動画の処理能力は極めて高いですし、その意味ではFXの性能をよく使っています。でも“いわゆるFXユーザー”はこういうゲームには見向きもしないと思うのですが(^^;;



ミラークルム
1996. 3.29発売 FXNHE617

ミラークルム

これもオーソドックスなRPGだなぁ。絵も地味だしパッケージも地味。で、ゲームの方も地味という、ナニが売りなのかがいまいち分かりません(^^;; でも物語はこれまでのRPGをいろいろと研究して、それをPC-FXに限界まで押し込めるというシステムを持ってきて、いろいろと頑張ったようです。でもやっぱり地味だ(笑

どうも他の機種で見たことがないので、PC-FXオリジナルみたいです。でもこの地味さ加減だと...他の機種に移植するメリットもあまりないだろうなぁ(^^;; マニアックなRPGマニアにはいろいろとお勧めできるゲームだけど、あまり一般向けじゃないです、地味すぎるので(^^;;



スーパーリアル麻雀 PV-FX
1996. 3.29発売 FXNAX601

スーパーリアル麻雀 PV-FX

もはや説明無用の脱衣麻雀ゲーム。どの辺が永遠の傑作なのかは知らないが(ぉ パッケージにはそう書いてある(^^;; 麻雀自体は普通です。絵も今となっては全然萌えないし:-)

なにをとち狂ったのか、このFX版には相性占いとかいうしょーもない物が付いていて、暇つぶしにはなるかも... いや、ならないかも:-) これがFXの機能を最大限に使った物だとは思いたくないのだが:-))

まぁ、麻雀してると、脱ぎ脱ぎで動画が見れたり、その辺は色々あります。だけど、だからどうした(^^;; わざわざFXで出す意味があるのかなぁ... 18推だけどさぁ(^^;;



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