ときめきカードパラダイス vs ときめき麻雀パラダイス(ぉ

Last Update:2000/2/29

このコラムでは、PC-FX最大の恥部だとか伝説のカルトソフトだとか裏ソフト(by NEGI1さん)とかさんざんな言われ方をされている18推ソフト「ときめきカードパラダイス〜恋のロイヤルストレートフラッシュ〜」と、SegaSaturnの18禁(X指定)ソフト「ときめき麻雀パラダイス〜恋のてんぱいビート〜」を比較研究してみたいと思う。

まずタイトルから容易に想像が出来るように、この両者は同じ会社からリリースされている姉妹ソフトである。よってキャラも同一なのである。...とそこまではまぁいい。しかしなんと「動画とかグラフィックまで全て一緒」なのである(^^;; 要するにカードゲームか麻雀かという違いだけであって、勝ったら女の子が脱ぐという構造は全く変わらないのだ。

ということで、この両ソフトを比較することによって、どれくらいこのソフトがクソゲーであるかを明確にし(ぉ 間違っても買うことなどないように薦めるのがこのコラムの目的である:-))


まずは純粋に動画を吸い出して比べてみよう。何も難しいことはない。FX側からは MIXEX.EXE + TCP.BAT を使えばいいだけであるし、SS側からは Acpk2avi を使えば容易だろう。クソゲーだけあって、動画の収納方法などに一切の気遣いはなく、標準のフォーマットをそのまま利用しているので非常にありがたい(笑

一応、FX側の TCP.BAT に関しては、僕が吸いだし用にCDを解析して作成した。なにせ今まで誰一人として動画を吸い出そうとなど思わなかったらしいのだ:-)) でまぁ、その際に気になったこととかはとりあえず後述することにして、まずは単純に同じシーンを比べてみることにする。


FX版 Tcp33.mix より

SS版 C32.avi より

いきなりこういうシーンで恐縮だが:-) 同じシーンでこれだけの差があるのは驚いた。あえて言っておきますが、FX版とSS版を取り違えてはいません。これが事実です(笑 本来、動画が極めて綺麗なはずのFX版の画質が最悪なのに比べて、Cinepakで死ね死ねなSS版の画質は、これがSSだろうかと思えるくらいに綺麗なのだ(^^;; FX版でヌケるという奴はまずいなさそうだが(ぉ SS版ならヌケますよね(ぷ

次はすこしまともなシーンを選んでみた(^^;; ちなみにこの女の子だけはかわいいです、大谷育江キャラだし(笑 とりあえず水無ちゃん、ヲレの(ォ


FX版 Tcp26.mix より

SS版 C17.avi より

相変わらずFX版の画質はナニでアレなんだけど、まず気になるのが、FX版は下が削除されちゃっているって事。この比較研究のために、FX版では格納されている状態でアスペクト比がおかしいので調整しているのだが、その調整のためではないらしい。どう見ても下が15ドットくらいカットされている。

もう一個ほど行っておこう。しつこく水無ちゃんで(^^;; 他に選択の余地などは、ない(ぉ


FX版 Tcp28.mix より

SS版 C22.avi より

SS版の方にあえて苦言を言わせてもらうと、画質が明るすぎるのではないかと思う。いかにもアニメ的すぎる画質で、肌色がまぶしすぎる(笑 でもここまで同じシーンだけだと、同じソースから作ったのは確実な訳で、恐らくFX版もSS版のような画質にする予定だったのであろう。その予定がどうなって、どんな状況で出荷したのかはご覧の通りだが:-)


画質については大体分かったと思う。次に純粋に動画の格納についてであるが... どちらもローテクの極みで、同人ソフトの方がましな技術を使うのではないかと思われるくらいだ(ぉ

FX版のDiskはなんと71Trackもあり(^^; そのTrack一つごとに一つの動画が格納されているというぶっこわれぶりだ:-) 要するにMIXファイルのフォーマットをまともに知らないで作ったので、仕方なくこうしたのではないかと推測される:-)

対するSS版を見てみると、Ayame だとか Mina だとか、もろに女の子の名前のディレクトリが見え、その中に *.cpk で格納されているというお馬鹿仕様だ。いかにもパソコン上でいい加減に処理をして作りましたというのがバレバレで、まっとうな作り方ではない(^^;

そして吸い出した動画のファイルは、FX版が 56ファイルで164MB、SS版が 169ファイルで211MBとなっている。最初はSS版の動画ファイルが異様に多いことから「別の動画も収録されているのではないか」と期待したが、それは誤算に過ぎなかった:-) 単にSS版の動画はかなり切り離された状態で収録されているだけで、FX版の方が優れているということには全くなっていない(笑 少なくとも164MBもかけてこの画質はアリエナイ話だから:-))

音声トラックの方を見てみると、SS版は Track2〜10が音楽トラックとなっているだけで、極めて単純な作りであるが、対するFX版は自己紹介の声などもCD-DAで収録されており、その点はちょっとうれしい(笑 でも録音がかなりナニなのが...:-) ついでに音楽の方も、なぜかは知らないが、まったく同じ音楽が何度も別のTrackに収録されていたりする。この辺りの理由はさっぱり分からないんだけど...


次はジャケットなどの比較。これもまぁ...とりあえず見てみよう。


FX版 ジャケット

SS版 ジャケット

SS版 設定資料集

FX版のジャケットからやる気がないしなしなさに比べると、SS版のなんと生き生きしてること(笑 はっきり言って、同じ人間が書いているのかも疑わしいレベルだ(^^;(まぁ、同じ人間だとしか思えないんだけど)もしかしたらSS版は18禁だからヌケるような絵を描いて、FX版は18推ゆえにヌケないような絵を描いたのではないかとか邪知してしまう(^^;;;

SS版には初回限定と称して、この設定資料集が付属して、説明書とは別で原画などが描かれているのだが、それもFX版には説明書と同じブックレットになっているだけの話で、別に大したことはない。まぁ、FX版とSS版では微妙に収録されている原画が違うようなので、マニアの人は頑張って入手してください(^^;; それはそうと、それ以前にSS版に初回限定じゃない版があるのかどうかが非常に怪しいです(爆笑

それ以外の違いは、ないです(^^;; タイトルロゴからして、カードか麻雀かの違いしかなく、誰の目から見ても姉妹ソフトだとはっきり分かる親切設計です(ぷ 分かったところで両方とも買ってしまう奇特な人間など、僕くらいしかいないような気もするんだけど(大汗 あ、いや、ホントは名作ですので皆さん買ってくださいね(ぉぉぉ


とまぁ、いい加減に比較研究を行ったわけだが、比べれば比べるほど馬鹿っぷりが遺憾なく発揮されており:-) まともな精神状態で物事を考えるのがばかばかしくなる(^^;; このとんでもないシリーズには、なんだか3DO版で「ときめき麻雀パラダイスSpecial」なる物が存在するらしくて、いつの日かそれも入手してさらに比較研究を行ってみたいと思う所存です(ぉ というわけで見つけた人とか譲ってもいいという人、ぜひぜひご連絡下さい(笑

最後になりましたが、このページの画像は全て、(株)ソネットコンピューターエンタテインメントに帰属します。まだその会社が存在するのかどうかは僕には分かりません:-) ページもアクセスできない状況になって長いしなぁ... どうなってるんだろう?(^^;



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