あきらかに、バトルヒートの発売のほうがはやく(その差、約1年半)「逢いたい君がいない」が世に姿をあらわしたのはバトルヒートのエンディングが元祖であると言える。
しかしながら、現実問題としてあきらかにマイナーなことであり、名曲であるこの唄をそのままうずめてしまうのはもったいなかったと言え、こうして世に復活できたのは、非常によかったことであると言わざるをえない。おかげで、唯一のカラオケで歌えるFXの歌である。
しかしながら、このバトルヒートのエンディングである「逢いたい君がいない」(以下、歌手の名をとって「山内版」と呼称)と、天方直実のデビュー曲である「逢いたい君がいない」(以下、同様の理由にで「天方版」とする)では、微妙に歌詞が異なっていたりするのだ。
そこで、この2つの「逢いたい君がいない」の歌詞を並べて比較してみたいと思う。
逢いたい君がいない(山内版) | 逢いたい君がいない(天方版) |
逢いたい君がいない 君がいない It's just heaven or paradise どこかとおすぎて |
逢いたい君がいない 君がいない It's just heaven or paradise どこかとおすぎて |
逢いたい君がいない もう逢えない You are my hero & enemy わすれられないね |
逢いたい君がいない もう逢えない You are my hero & enemy 君をわすれない |
危険なものが 花に見えた 君は言ったね 夢もおなじだと |
危険なものが 花に見えた 君は言ったね 夢もおなじだと |
背伸びしてると 踵の分 眺めがいいよと 自慢していたね |
背伸びしてると 踵の分 眺めがいいよと 自慢していたね |
逢いたい君がいない 君がいない It's just heaven or paradise どこかとおすぎて |
逢いたい君がいない ここにいない だけど僕はいま かなしいわけじゃない |
逢いたい君がいない もう逢えない You are my hero & enemy わすれられないね |
今日の日をふりむく 暇はない 止まらないことが 約束だったね |
ある日ふたりは ちがう道を 歩きはじめた 運命のように |
ある日ふたりは ちがう道を 歩きはじめた 運命のように |
夜明けまで夢を 語り合い おなじ空にある 太陽を見ていた |
夜明けまで夢を 語り合い おなじ空にある 太陽を見ていた |
消えてゆく月と 星たちを あの日の僕らは 気づかなかったね |
消えてゆく月と 星たちを あの日の僕らは 気づかなかったね |
君は僕の夢をねたみ 僕は君の夢をねたむ 君は僕の道に戸惑い 僕は君の道に戸惑う 君は僕が邪魔者だった 僕は君が邪魔者だった 君は僕をわすれないで 僕は君をわすれないよ |
君は僕の夢をねたみ 僕は君の夢をねたむ 君は僕の道に戸惑い 僕は君の道に戸惑う 君は僕が邪魔者だった 僕は君が邪魔者だった 君は僕をわすれないで 僕は君をわすれないよ |
とおい日に見たのは もう夢じゃない 背伸びをしないで 見える日が来ても |
とおい日に見たのは もう夢じゃない 背伸びをしないで 見える日が来ても |
逢いたい君がいない 君がいない It's just heaven or paradise どこかとおすぎて |
逢いたい君がいない 君がいない It's just heaven or paradise どこかとおすぎて |
逢いたい君がいない もう逢えない You are my hero & enemy わすれられないね |
逢いたい君がいない もう逢えない You are my hero & enemy わすれられないね |
赤字で示した部分が、山内版と天方版とで異なっている個所である。
冒頭の部分と1番の最後のところが、かなり違っているわけである。
FXユーザーは、カラオケで逢いたい君がいないを唄うときには、天方版の歌詞ではなく、山内版の歌詞で熱唱することをお勧めする(笑)。
ちゃんと、世のアニカラ(&ゲームの歌)の歌本には「バトルヒート」で大体が載っているので、それが礼儀というものであろう。